こんな人におすすめ!
・レジメンごとの特徴的な副作用をまだ覚えきれてない人
・業務中にすぐに調べられるお助けツールを探している人
・症例介入をたくさん実践していきたい人
(本の詳細)
出版社:照林社
定価:2,420円(税込)
出版日:2021/4/17
本書のおすすめポイント
1、レジメンがABC順に検索できる!現場での対応にすぐ使える知識がギュッとまとまっている頼れる実践書
2、看護師さんも実際の医療現場で活用。特徴的な副作用やケア・指導ポイントが見開き1ページでまとまってるので漏れなくサポートできる
3、「ドクターの考え方」や「副作用対策」も簡潔に掲載してくれているので、現場対応しながら正しい知識が身につく!
おすすめポイントの解説
1、レジメンがABC順に検索できる!現場での対応にすぐ使える知識がギュッとまとまっている頼れる実践書
この本の最大のポイントは「現場での使いやすさ重視の実践書」というところ。
患者さんのフォローをするための必須知識がすぐに調べられます。
「病院からの情報提供書には病名がないから、レジメン名だけではがん種がすぐにわからない」
勉強をはじめてすぐだとレジメンを見て情報を得るのがむずかしかったりします。
この本だとABC順にレジメンがまとまっているので現場ですぐに調べることができます。
(多くの本はがん種ごとにレジメンがまとまっているので調べるのに少し時間がかかります)
現場でパッと調べて、患者さんのフォローを実施できる。
しかも欲しい情報がほぼ網羅されている。
働きながら専門資格を目指す人にとって、かなり助かるツールです。
2、看護師さんも実際の医療現場で活用。特徴的な副作用やケア・指導ポイントが見開き1ページでまとまってるので漏れなくサポートできる
わたしが病院での研修に行っている時、化学療法室の看護師さんたちが使っていた本でした。
「患者さんがこんなこと言ってるけど、このレジメンってそんな副作用出たかな?」
こういった現場でのふとした問題にも活用できます。
特にレジメンごとの必要な情報が見開き1ページにまとまっているので、漏れなく副作用フォローが行えます。
・併用禁忌・注意
・支持療法
・よくあるトラブル対応
・特徴的な副作用(頻度、時期)
・ケア・指導のポイント
こういった欲しい情報をさっと調べて確認できます。
レジメンの特徴を実践を通して覚えておけば試験の時にも役立ちます。
3、「ドクターの考え方」や「副作用対策」も簡潔に掲載してくれているので、現場対応しながら正しい知識が身につく!
薬局で働いているとなかなか学べない知識がたくさん載っているのもこの本のおすすめポイントです。
・この治療法は病院の先生からどんな印象なんだろう
・実際にこのレジメンはよく使われるのかな
・副作用がひどくなった時って実際どんな感じなんだろう
実際にがん治療に関わっていく中、薬局で学びにくい知識が必要になる場面はあります。
特に医師から見た印象や副作用が網羅的にまとまっているとかなり助かります。
『がん薬物療法レジメンまるわかりBOOK』を活用すれば、患者さんのサポートをしつつ効率よく関連して知識を増やしていけます。
実際の活用法
患者フォローアップのサポートアイテムとして
実際の業務で患者さんの服薬フォローアップを行う時に困るのが「どのタイミングに電話をすればいいかわからない」という問題です。
あまりに早すぎても発現時期を逃す可能性があるので悩みの種だったりします。
そんな時、『がん薬物療法レジメンまるわかりBOOK』だと一目で副作用の発現時期がわかります。
レジメンごとの「このレジメンで特に注意したい副作用」という項目でイラスト付きの発現時期、発現頻度がまとまっているので、忙しい業務の最中でもパッと確認ができます。
患者さんのレジメンの情報を服薬指導前に軽く見ておくだけでもフォローがスムーズになりますね。
医師への情報提供での見直しに活用!
わたしが実際に使っていた活用方法です。
介入してすぐだと特にですが、医師への情報提供・提案で間違ってないか不安になります。
『患者さんから聞き取って、トレーシングレポートは書いたけど合ってるんだろうか…』
実際に間違った提案をしてしまったらせっかくの情報がムダになる可能性もあります。
不安なままの提案は患者さんのデメリットです。
医師への情報提供・提案の前に自分で考えた内容を確かめるサポートツールとしてかなり便利です。
副作用のGradeの評価や支持療法の提案も適切にまとめて、自信を持って介入していけるようにしましょう。
こんな人におすすめ!
・レジメンごとの特徴的な副作用をまだ覚えきれてない人
・業務中にすぐに調べられるお助けツールを探している人
・症例介入をたくさん実践していきたい人
現場で使える知識がまとまった本を探している人にはおすすめの一冊です!
患者さんの服薬指導から医師への提案まで。
サポートツールを求めている方はぜひご参考ください。