
がんの専門薬剤師の勉強って何からすればいいんだろう
効率のいい勉強方法があれば教えてほしい
そんな悩みに答えます。
【本記事の内容】
・時間の優先順位を考えよう!働きながら資格をとる時間管理術5選
・「がんの勉強、何から始める?」時間をムダにしないスケジュールの立て方
・【実例】効率よく勉強を進めた3つのオススメ手法を解説します。
この記事を書いている私は

・6年間 大手調剤薬局で薬局長・管理薬剤師として勤務
・2人の子どもを育てつつ、薬局でがんの専門をとるノウハウを発信中
この記事では、仕事をしながらがんの専門薬剤師になるためのおすすめ勉強法を紹介します。
仕事をしながらの資格取得は効率アップが鍵です。実際に私が外来がん治療専門薬剤師になる時の実経験からおすすめの方法を解説します。
時間の優先順位を考えよう!働きながら資格をとる時間管理術5選

働きながら勉強の時間を作るのは大変です。
時間も体力もない中で少しずつ積み上げなければならないので工夫が必要です。
今回は忙しい中、働きながら勉強時間を確保する時間管理術について解説します。
どうしても減らせない時間を整理する
『自分の中でどうしても減らせない時間を見つける』
・子育て・子どもとの時間
・推しのライブの日
・月に1回の飲み会
自分にとってどうしても減らせない時間を分けておかないと長続きしません。
また子育てのように今どうしても優先順位が高まる場合は余剰の時間を上手く使わないと倒れてしまったら本末転倒。
初めにこういった時間を整理しておくことで後で無理が出なくていいです。

ちなみに私も「子どもの頃のかわいい時間は今この瞬間しかない!」と思い、土日の子どもが起きてる時間は勉強しないことに決めました。
平日しか時間がないことがわかったので限られた時間に集中できました。
フリーな時間をあらかじめ抑える
自分のフリーな時間がどこかを1日の中で把握しましょう。
その時に大切なのは、体力的にも余力があるフリーな時間かを考えて時間を見つけること。
どれだけフリーな時間に見えても体力が限界だと何もできません。
睡眠を削って徹夜で勉強してどうにかなるのは学生の時までです。
ギリギリのペース配分で試験を乗り切りゴールテープを切って体力がゼロになっても、翌日仕事はやってきます。
仕事で消費する体力を考慮して時間を考えましょう。
【ケース①】
平日の夜は仕事で体力使いすぎて勉強する体力が残ってない
→平日の朝、早く起きて2時間ほど確保する。それ以外は割り切って早く寝てしまう。
【ケース②】
朝がどうやっても起きれない。大きな地震があっても起きない自信がある。
→休日の元気な時間帯を先に勉強時間として抑えておく。
【ケース③】
子育てがメインでまとまった勉強時間が確保できない。夜も疲れて余力ない。
→15分〜30分くらいで細かい時間をできるだけ午前中に抑える。途中で中断しやすい範囲をメモりつつ進める。
(子育て中のお母さんとかだと時間も体力も自由にならないので、特別な理由がなければ2〜3年の長い期間でスケジューリングした方が負担少なめです)
仕事で体力が消耗しているのを含めて考え、体力と時間の余力がどのくらいあるかを考えるようにしましょう。
週間のスケジュールが整理できたら割り切る
時間・体力ともにフリーな時間が見つかったら1週間のスケジュールを考えてみましょう。
モデルスケジュールなのでざっくりでOKです。
(スケジュール例)
私の時の例ですが
・休みの日の日中はかわいい子どもの時間を重視したい!
・仕事が終わってから勉強する体力なんか残ってない
・勤務中に学習をするような余力どこにもない
こういったポイントを整理して週間予定を作りました。
平日休みはまとまった勉強をしたり、子どもの行事を優先したりスケジュール通りにならないこともたくさんあります。
そういう時は翌日に予定してた勉強をずらしたり、初めから勉強しない日と決めて割り切りました。
固定の勉強場所の確保
スケジュールが明確になったら勉強する「場所」の確保をしましょう。
カフェなどのコストがかかる場所でなく、無料で毎日確実に使える場所が理想的です。
・職場の休憩室
・自宅の本やテレビのない部屋
・職場の近くの図書館
お金がかかったり勉強以外に考えることができる場所は継続しにくく効率も上がりません。
「自宅は誘惑が多くて勉強できない」
「職場近くの図書館は学生で埋まっていることが多い」
こういった理由で試したけど3日連続で勉強できずに終わった、などあれば変えましょう。
私のオススメは職場の休憩室
職場の人の理解があって、自由に使えるスペースかって問題がクリアできれば平日の学習時間を確保しやすいです。
複数の場所を決めておくのもアリですが、「今日はどこを使おう」って判断が入らないよう2、3ヶ所に抑えた方がいいです。
どこでも見返せるようにポイントをまとめる
時間がない社会人の勉強はスキマ時間をどう活用するかが鍵です。
・ちょっとした移動時間
・お風呂の前の少しの時間
・Zoomの会議前の待機時間
学習した内容をメモしておくと5〜10分の時間を記憶の定着に使えます。
薬の知識など繰り返し覚えていかないと忘れやすい内容もたくさんあるので積み重ねの効果はかなり大きい。
私のオススメは小さなルーズリーフ手帳です。
大きなルーズリーフバインダーにそのまま挟まるので書き写しが不要で楽です。
使い慣れているメモに書いておくのも有効ですね。
「がんの勉強、何から始める?」時間をムダにしないスケジュールの立て方

準備ができても何から勉強を始めればいいかわからないとスケジュールが立てられません。
今回は1年後に試験を受ける想定でスケジュールをどう立てればいいか私のやり方を説明します。
(いつ資格を取りたいかに合わせて時間を短縮して参考にしてみてください)
まずは一週間ずつ代表的ながん種を網羅的に進める方法がオススメです。
・胃がん
・大腸がん
・肺がん
・乳がん
・肝臓がん
この5つを五大がんといいます。
これに血液がんを加えたのが罹患数の多いがん種です。
学習をする時にはこういった代表的ながん種を1週間の一区切りで進めていくのが理解しやすくてオススメです。
がんの特徴やアルゴリズムの考え方、治療で使われる抗がん剤の種類などのイメージを得てから深めていく方が記憶が定着します。

血液がんは「白血病」「多発性骨髄腫」「リンパ腫」などいろんな疾患の考え方を整理する必要があるので別でまとめて時間を取った方がいいです。
【実例】効率よく勉強を進めた3つのオススメ手法を解説します。

基本的にはスケジュール調整と整理しながらの学習ができれば大丈夫です。
おまけとして私が実践していた学習方法を紹介します。
使える人は限られていますが「少しでも効率上げたい!」って人は参考にしてみてください。
勉強道具を机の上に出しっぱなしにする
固定で自由に使える勉強スペースがある、って方には一番おすすめの方法です。
することはシンプル。
毎回片付けをせず、勉強道具を机の上に出しっぱなしにしておく
これだけで毎日20〜30分くらいの勉強時間が増えます。
机の前に座る→前回の学習がどこまでか確認する→必要な道具を広げる→学習スタート
この手順のあと、片付けの時間を含めると10分前後の時間を準備と片付けで使うことも多々あります。
毎日の勉強となると「出しっぱなしですぐ勉強できる環境」はかなりメリットです。
支持療法のガイドラインをすぐ見れるようブックマークしておく
支持療法の正しい知識は判断の基礎になります。
患者さんの介入でも支持療法の知識がなければフォローはできません。
ガイドラインがまとまっているオススメのサイトは以下の2つです。
・日本癌治療学会がん診療ガイドライン
・がん疼痛の薬物療法に関するガイドライン 2020 年版
スマホのブックマークにしておいていつでも見れるようにしておきましょう。
職場の勉強会で復習する
朝、勉強したことを1枚の紙にまとめる
職場のスタッフに対して勉強会を行う
うまく説明できなかったことを復習する
これも実際に私がしていた勉強法です。
店舗でのフォローアップの理解も深まりますし、何より知識が定着します。
学生の時の勉強との大きな違いは「振り返りの機会が少ない」ことです。
人に教えようとすると中途半端な知識に気づくことができます。
小テスト感覚で勉強会を行い、知識を誰に取ってもいい活用に繋げていきましょう。
仕事をしながら資格取得を目指すのは大変です。
少しでも負担を減らしつつ取得に向かえるようぜひ参考にしてみてください。