知っておきたい 医療業界の話

薬剤師会とは?どういう組織か解説します。

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薬剤師会とは?どういう組織か解説します。

【薬剤師会のことがわからない薬剤師】薬剤師会っていろんな名前のがあるけど、どう違うんだろう。何をしてるところなのかな?会費も高そうだけど入るメリットがあるのか知りたいなぁ。

 

そんな悩みに答えます。

 

【この記事でわかること】
・薬剤師会とは?どういう組織か解説します。
・薬剤師会の仕事とは【研修や休日診療、いろいろやってます。】
・薬剤師会に入るメリット、デメリットこんな人にオススメです。

 

 

この記事を書いているボクは、調剤薬局で9年勤めてる薬剤師。

管理薬剤師歴は4年ほど。

薬局長や薬剤師会の理事なんかもしています。

 

若手薬剤師の「いまさら聞いていいの?」って疑問を解決するためのブログを執筆。

3年間、地方薬剤師会の理事をしてる経験から解説します。

薬剤師会に入会するとどんな人にメリットがあるか、わかるようになりますよ。

 

薬剤師会とは?どういう組織か解説します。

『薬剤師会』って言葉、名前は知っててもどういう組織かイメージできますか?

 

何をしているところなのかハッキリわかりづらいですよね。

人によっては名前も怪しいかも

 

結論からいうと、薬剤師の仕事や職能を守る職能団体です。

かかりつけの促進や健康サポートなどなど、いろんな仕事をしています。

資格の支援や働きやすいサポートなどをしている団体です。

 

薬剤師会ってなんでこんなにイメージしにくいの?

なぜ「薬剤師会」って名前でどんな団体かイメージしにくいのでしょうか。

 

理由は、似た名前の団体が数多くあるから。

例えば、

  • 日本薬剤師会
  • 都道府県薬剤師会
  • 日本病院薬剤師会
  • 日本女性薬剤師会

他にも保険薬局協会や日本ドラッグストア協会などもあります。

都道府県薬剤師会は地方ごとにあるのでかなりの数があります。

 

東京都薬剤師会のような都道府県ごとの団体に加えて、

練馬区薬剤師会のような地域ごとの団体があるので自分がどこの所属なのかわかりにくい。

 

なので、各団体がどういうものに関わってるかイメージしにくいのです。

 

自分にはあまり関係がないのかな?

職能団体って聞くと、自分に関係のない世界に聞こえますよね。

 

実は、薬剤師会って意外と普段の仕事に関わりあったりします

今後薬剤師として生きていくとなると、人によっては得するパターンも。

 

メリットをあまり広く知られていないからこそ、得するポイントを賢く活用していきましょう。

 

薬剤師会の仕事とは【研修や休日診療、いろいろやってます。】

次は薬剤師会の仕事とは、具体的に何をしてる団体なの?

そんな疑問に答えていきます。

 

それぞれの団体でしている仕事は違いますが、

 

・日本薬剤師会

・地方薬剤師会

 

普段の業務に関わりが多い2つを説明します。

 

日本薬剤師会

日本薬剤師会は、日本で一番歴史の長い薬剤師の職能団体です。

 

都道府県薬剤師会や地方薬剤師会も日本薬剤師会の下部組織としてあります。

 

中医協の委員として参画し、診療報酬改定の議論

かかりつけ薬剤師や健康サポート薬局の啓蒙

薬学カリキュラムや実務実習への進言

大規模災害への準備・対応

臨床・疫学研究の倫理審査体制の整備と研究活動の推進

医療安全管理体制の整備・充実

 

主にこういった活動をしている組織です。

 

まとめていうと、

診療報酬での時に薬剤師側の立場で議論する

薬局の活動を国民に伝えていく

学生や基礎研究のバックアップ

災害や医療事故の対策や準備をする

 

スケールの大きな薬剤師に関わることをしてくれているところです。

都道府県薬剤師は、こういった日本薬剤師会の取り組みを実行していく役割です。

 

歴史と実績の積み重ねが大きいので、薬剤師の職能団体の中で一番権威があります

中医協にも選ばれるくらいですから。

 

ただ普段の仕事で関わることはほとんどないです。

何をしてる団体なのか、なんとなく知っておけばOK

 

地方薬剤師会

地方薬剤師会とは、〇〇市薬剤師会のような団体のことです。

 

市で団体が組めない地域は、いくつかの市がまとまって団体を作っていることもあります。

人口の少ない地域だと都道府県薬剤師会がほとんどの仕事を担当してたりもします。

 

特徴は、薬剤師の地域密着の支援をしているところ。

・休日診療
・学校薬剤師
・献血サポート
・研修会
・実務実習

 

地域の医療サービスを担ったり、薬局の機能をサポートしていく役割です。

日本薬剤師会とかに比べて、より身近なサポートをしてくれるイメージです。

地域の薬剤師が、地域で活躍できるための組織といったところ。

 

保険請求や特殊な薬の取り扱いとかも、どこに聞いたらいいかわからない時に教えてくれます。

 

普段の仕事でどう関わってくるんだろう。

日本薬剤師会は普段の仕事にほとんど関わりません。

普段よく関わるのは、地元の地方薬剤師会がメインです。

 

実務実習のための研修

勤務地エリアの医師の研修会

薬剤師としての地域活動

 

普段の仕事に活きる情報や取り組みは、薬剤師会を通じて行われることが多いです。

薬局のサービス向上をしていく場合に関わりが大きくなります。

 

薬剤師会に入るメリット、デメリットこんな人にオススメです。

薬剤師会が何をしているところかなんとなくわかったけど、入ってメリットあるの?

 

会費も安くはないのでメリットは気になりますよね。

こんな人ならメリットあるってのを解説します。

 

メリットあるのはこんな人

薬剤師会に入るメリットは大きく4つ。

まずはメリットのある人を解説します。

 

実務実習指導薬剤師などの必須研修などが受けやすくなる

・実務実習指導薬剤師

・健康サポート薬局

 

調剤薬局でこんな取り組みがしたい場合、研修を受けなければなりません。

 

地域にもよりますが、実務実習の取りまとめを薬剤師会がしていることが多いです。

そのため薬剤師会に入会していないと、調剤薬局での実務実習は実質できないことに。

 

 

今後そういう取り組みもしていきたいなって人は入会必須だったりします。

(扱ってないこともあるので電話で確認してみてください)

 

薬剤師国保、薬剤師賠償保険

あなたの会社は健康保険や薬剤師賠償保険に入ってくれていますか?

薬剤師国保は主に自分で薬局をしている人向けですが、小さい薬局勤務だと個人で入らないといけないこともあります。

 

特に、薬剤師賠償保険は大きな事故で多額の借金ができることもあるため必須です。

(過去の事例では20003000万円ほどの賠償金になったことも)

 

個人で入る場合には薬剤師会が扱っている年金・賠償保険が掛金が安めでオススメです。

ただ会員でないと使えないので入会のメリットも併せて検討が必要。

 

勤務形態などによっても掛け金が変わります。

勤め先が入ってない場合はご検討を。

 

休日診療や学校薬剤師などの副収入

薬剤師会に入ると「休日診療への出務」や「学校薬剤師にならないか」って連絡がきます。

 

1年間に数十万円くらいの副収入になったりします。

もう少し年収を上げたいなって人にはオススメです。

 

通常の業務とは別に時間を使うのでスケジュール調節は大変ですが、業務的にはカンタン。

いつもと違う仕事をしたり、違う業種の人と関われるのでリフレッシュ気分で取り組めます

 

常に募集しているわけではないですが、薬剤師会の事務所に聞けば教えてもらえます。

 

息抜きにもなって、年収アップ。

個人的には一番メリットが多い部分かなと思います。

(副業禁止の会社でたまにNGなこともあるので自社のルールの確認もしておいた方がいいです)

 

地域の研修会を受けたい

薬剤師会に入ると地域の研修会を受けることができます。

 

地域の研修会はクローズで会員しか受けられないことも多いので、会員にならないと情報も入ってこないことが多いです。

 

地域の病院の医師が講師をしていることが多いので、

「この地域ではこういう問題が多いので、治療方針としてはこうです」

って話が多め。

 

明日から使える応用編の知識を学ぶことができます。

 

会社であるような算定要件の読み合わせなどとはまた違う知識。

広い知識を身につけていきたい人にはオススメですよ。

 

デメリット(こんな人はオススメしないです)

薬剤師会の入会をオススメしない人も紹介します。

デメリットを感じやすいかなってタイプをまとめました。

 

福利厚生や研修が充実してる会社だとメリット少なめ

大手チェーン薬局だと自社の福利厚生や研修が充実しています。

 

薬剤師会に入るメリットして「年金・保険制度の活用」「地域の研修会」は大きい

会社ので満足って人にはメリットが少ないかも

 

ただ地域の医療にすぐ活用できる知識が少ない場合もあります。

幅広い知識を身につけたい、社外の研修会も出たいって人は会員になるのもアリです。

 

地域によって取り組みの差アリ

薬剤師会の取り組みは地域によってクオリティの差が大きいです。

 

理由は運営が、地元の薬局薬剤師だから。

主に自営で薬局をしている地元の薬剤師が運営をしています。

主に開業薬剤師のおじさん達が運営しているイメージ

 

長年の積み重ねで研修会とかをしているので、クオリティは地域次第。

ただ、地方だからクオリティが低いってことではないです。

 

特に研修会とかは地域の医師会と薬剤師会との仲が良好だと良かったりします。

非会員でも受けられるオープン研修会が行われることもあるので、一度参加してみるものいいですよ。

 

薬剤師会の仕事を依頼されることも

薬剤師会の会員になっていると「薬剤師会の仕事を手伝ってくれないか」って依頼を受けることがあります。

もちろん断ることもできますが、断るのも面倒だったりします。

 

普段の仕事にプラスになるので負担が増えるのがしんどいって人にはイヤかも。

 

ただネットワークが増えることで病院との連携がうまくいったり、在宅が取れることもあります

メリットが運任せなところはありますが、活躍の場を増やしたい人にとってはいいかもです。

 

 

他にも団体ごとに違うメリットがあったりします。

名前を知っている団体を調べるだけで、活躍の場が増えるかもしれません。

 

せっかく薬剤師のためにある団体なので、賢く活用してみてください。

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