これからの健康サポート薬局

【メリット】健康サポート薬局になっても加算は取れない。でも得する理由。

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【メリット】健康サポート薬局になっても加算は取れない。でも得する理由。

【健康サポート薬局を知りたい人】
健康サポート薬局って何か加算があるの?健康サポート薬局になって薬局の売り上げってあがるのかな?メリット、デメリットが知りたいなあ。

 

そんな疑問に答えます。

 

【本記事の内容】
・【メリットあり】健康サポート薬局になっても加算は取れない。でも得する理由。
・健康サポート薬局になって売り上げを上げる方法。
・健康サポート薬局で得する方法を解説します。デメリットもあり。

 

この記事を書いているぼくは、9年目の薬剤師。

大手調剤薬局で5年、薬局長と管理薬剤師をしています。

2021年に健康サポート薬局の研修を受けた経験からお話していきます。

 

【メリットあり】健康サポート薬局になっても加算は取れない。でも得する理由。

はじめに結論、健康サポート薬局になっても加算はありません

他の後発医薬品体制加算や地域支援体制加算のように処方箋受付で加算がつくようなことはないです。

 

「ん?じゃあ健康サポート薬局がんばる価値ないじゃん。記事読むのやめよう。」と思ったあなた。

ちょっと待ってください。

『得する理由』、きちんとあります。

 

健康サポート薬局の要件に関してはこちらの記事で解説しています。

 

ポイントは、加算だけが薬局のメリットじゃないってことです。

得する理由は地域での『信用』が手に入ること。

 

メリットが薄いような感じがしますが、実は効果は絶大。

『目に見える信用』は医療業界で大きなパワーを持ちます。

 

もし他の医療・介護関係の人が

「これから一緒に連携していける薬局を探したい」

「健康関係の研修会したいけどお願いできるところないかな」

「在宅をお願いしたい」

 

ってなったとき、間違いなくネットで調べます。

 

健康サポート薬局になると市役所や地域薬剤師会のホームページに載ります。

「健康サポート薬局」として掲載されていることで、この薬局に仕事をお願いしようかなってことになります。

アクセスできるきっかけがないと、がんばって営業活動をしてとなかなか大変です。

 

地域での『信用』が得られるチャンスは薬局にとっては貴重です。

なので、健康サポート薬局になるメリットがあります。

 

健康サポート薬局になって売上を上げる2つの方法。

健康サポート薬局に頑張ってなったんだから売り上げを上げたい。

得することはわかったけど、やっぱり利益としてのメリットが欲しい。

そう思うことは自然な流れです。

健康サポート薬局になって売上を上げる2つの方法について解説します。

 

さっそくですが方法は2つ。

・新規患者さんの獲得
・「地域連携薬局」の新設

短期的には『患者さんの増加』、長期的には『評価されて加算がとれる』

このあたりが売り上げにつながっていきます。

それぞれ解説します。

 

新規患者さんの獲得

健康サポート薬局の1つ目のメリットは顧客、つまり「新規患者さんの獲得」につながること。

まずは短期的な売り上げ増です。

 

どうやって増えていくかというと、理由は2つ。

・健康サポート薬局として病院や市役所、インターネットで紹介される機会が増える。
・健康教室や地域貢献の際に直接、患者さんへ価値提供のアプローチができる。

これらの理由について具体的に説明していきます。

 

健康サポート薬局として病院や市役所、インターネットで紹介される機会が増える。

まずは認知が高まり、薬局の利用が高まるパターンです。

 

近くの病院と交流が日頃からあれば薬局紹介などしてくれる可能性が高まります。

「健康サポート薬局」の紹介のしやすさがあれば、「行きやすい薬局」として認識してもらえる可能性が高まります。

 

他にも市役所やネットの情報として「健康サポート薬局」として紹介されれば地域の高齢者に知ってもらえる機会が増えます。

 

薬局が思っているより高齢者が市役所で情報収集する機会は多いので有効です。

 

「健康サポート薬局」が入りやすい薬局としての看板になることでが増患が期待できます。

 

健康教室や地域貢献の際に直接、患者さんへ価値提供のアプローチができる。

健康サポート薬局だと処方箋がなくても直接患者さんへ価値の提供ができます。

 

健康サポート薬局になると、健康教室などの地域貢献をしないといけません。

なので処方箋がなくても薬局に来てもらえる環境ができます。

ではこれがどう売り上げにつながるのでしょう。

 

そのヒントは、「町の電気屋さん」にあります。

 

突然ですが、商店街で見かける「町の電気屋さん」は売れているのでしょうか。

「町の電気屋さん」が経営できている理由。

それは客層として「ハイテクがむずかしい高齢者」が固定客でいるからです。

 

電気機器の取り付けやメンテナンス、修繕などをする場合、ふつうだと説明書を読んだり専門業者にお願いしたりします。

わからなければググれば出てきます。

それでもわからなければカスタマーセンターに電話をする。

 

でも高齢者にはそれがむずかしい。

 

カスタマーセンターに電話するにも電話番号がどこのどれかわからない。

求められるのは、多少高くても面倒を見てくれる馴染みのお店。

そういったニーズをつかんでいるからこそ「町の電気屋さん」は成り立つのです。

健康サポート薬局の価値として、「情報を使うのがむずかしい高齢者」からのニーズがあります。

 

そうすると処方箋受付や物販の部分で利用数の増加が見込めます。

売り上げアップですね。

 

「地域連携薬局」の新設

健康サポート薬局として売り上げが期待できる手段、2つ目は「地域連携薬局」

 

20218月よりスタートする薬局の認定制度です。

指定の要件に「健康サポート薬局であること」とあり、薬局の機能として評価されます。

どのような加算の点数になるかはまだ不明。

 

認定を受けるだけでも外部からの評価を受けやすいなどのメリットがあります。

「地域連携薬局」はまだ詳細がわからない分これからの分野ではありますが、健康サポート薬局に興味のある方にとってはいいニュースではないでしょうか。

努力が評価される認定。

楽しみですね。

 

おそらく調剤基本料への加算となる可能性が高いので、売り上げとしても大きく影響すると思われます。

 

健康サポート薬局で得する方法を解説します。デメリットもあり。

 

健康サポート薬局でどんなメリットがあるか知りたい。

売り上げ以外のメリットにはどんなのがあるだろう。

ここでは特に「個人としてのメリット」を解説します。

 

薬剤師以外のスキルが身につく

薬剤師以外のスキル。

情報収集や資料作成、スピーチなどのスキルが身につきます。

アウトプットスキルですね。

 

理由は、健康教室の取り組みで患者さん向けのアウトプットが増えるから。

健康サポート薬局では月に1回、市民向けの情報提供をしなければいけません。

そんな取り組みの中でアウトプットのスキルが身につきます。

 

だいたいの薬剤師は服薬指導がアウトプットのメインで他のビジネススキルは身につきにくいですよね。

忙しい業務の中では自分で勉強してスキルアップはむずかしいです。

 

なので取り組みの中で薬剤師以外のスキルが身につくのはかなりメリットと言えます。

個人としてのスキルはかなり有益です。

 

社内の評価が上がりやすい

つぎは、社内の評価が上がりやすいってメリット。

これはわかりやすいですね。

 

「でも他にも実務実習とかの専門資格がある中で、健康サポート薬局の研修受けるメリットあるの?」

そう思いませんか?

 

薬剤師として手に入る専門とか認定はたくさんあります。

その中でも健康サポート薬局の研修を受けておくのは個人としてかなり有利です。

なぜなら、調剤薬局業界全体として今後ニーズが上がるから。

 

健康サポート薬局は今後「地域連携薬局」の要件に入ってきます。

地域連携薬局は地域に根ざした薬局って評価なので、個人薬局で特に求められるようになります。

 

大手調剤薬局も売り上げ増のために獲得しにいくので全体としてニーズがあがります。

社内評価は「ずっと勤めてほしい人」の方があがりやすいです。

 

しかも健康サポート薬局の要件に

・「常駐する薬剤師の資質に係る所定の研修」を修了している
・薬局において薬剤師として5年以上の実務経験がある薬剤師が常駐

つまり、研修を受けてて、薬局で5年以上働いた人 が必要です。

 

この人がいなくなった翌月から健康サポート薬局ではなくなってしまいます。

要するに取得したあなたがいなくなると薬局の売り上げが下がります。

なので評価があがりやすく、個人としてのメリットが大きいのです。

 

薬局、薬剤師としての活動の選択肢が増える。

最後のメリットとしては、地域貢献としての活動の選択肢が増えます。

 

調剤薬局で働いていると処方箋のない市民の人への貢献の場は限られています。

健康サポート薬局はまだ病気になっていない人への健康に関する情報提供が主な活動です。

健康サポート薬局で活動することで処方箋がなくても貢献できる選択肢が増えます。

 

また、地域で取り組んできると薬剤師会からのオファーなども増えます。

健康サポート薬局としての研修会などでの発表の機会などもできるので広く活動できるようになります。

 

活動が広がるとやりがいにもつながるのでメリットとして感じやすいですね。

 

デメリットもあります。

最大のデメリットは「現段階で取得が大変なのにメリットがすくなめ」ということ。

でもここまで読んでいただいた方なら「でも今後はメリット増えるし。」と思うかと。

 

健康サポート薬局自体まだはじまったばかりの制度です。

今、取得が大変ってことはまだまだ少ないということ。

今後は「地域連携薬局」などの評価される制度も増えます。

大変だからこそ、長い目で見てメリットはけっこうあるのです。

 

 

というわけで、以上です。

ここまで読んで頂きまして、ありがとうございました。

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