これからの健康サポート薬局

健康サポート薬局の要件を解説します。

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健康サポート薬局の要件を解説します。

【健康サポート薬局を知りたい人】 健康サポート薬局の要件を知りたい。健康サポート薬局になるにはどうやって要件をクリアすればいいんだろう。要件をクリアしていくときに注意することってあるかな。

 

【本記事の内容】
・健康サポート薬局の要件を解説します。
・健康サポート薬局になるための要件のクリアの仕方。
・健康サポート薬局になるメリット。

 

この記事を書いているボクは、9年目の薬剤師。大手調剤薬局で5年、薬局長と管理薬剤師をしています。地方薬剤師会の理事を3年兼務。はじめての責任者の時、右も左もわからずメンタルを病んでしまった経験アリ。若手薬剤師さんのサポートがしたくて情報発信中。

 

健康サポート薬局の要件を解説します。

考え方は『かかりつけ薬局の基本的な機能』+『健康サポート薬局機能』
かかりつけ薬局の機能はベースとして必要です。

 

上の図の通り、かかりつけ機能があって健康サポート機能。

厚生労働省は、高齢者が住みなれた地域で最後まで暮らしていけるよう「地域包括ケアシステム」が構築できるよう推進しています。

健康サポート薬局は地域住民の相談役としての役割を充実させるのが目的です。

それぞれの項目について説明していきます。

健康サポート薬局になるための要件のクリアの仕方。

健康サポート薬局になるためには、大前提『かかりつけ薬局』としての機能が必要です。
その上で必要になる「健康サポート薬局」としての要件を説明していきます。

 

もう一度、健康サポート薬局として必要な機能をまとめると

・地域における連携体制の構築
・薬剤師の資質確保
・薬局の設備
・健康サポート薬局の表示
・要指導医薬品等や衛生材料、介護用品などの取り扱い
・開局時間
・健康相談・健康サポートの取り組み

 

それぞれどうすれば要件クリアができるか解説していきます。

地域における連携体制の構築

 連携体制の構築に必要なのは、「連携機関のリスト作成」「連携機関への連絡」 

連携体制を構築する機関としては

 

・基幹病院
・近くの診療所
・地域医師会、地域薬剤師会
・地域包括センター
・最寄りの介護施設
・市役所の関係部署(福祉課など)

 

患者さんの体調不良や介護の相談があった時に案内できる施設がリストにあれば完成です。

必要な情報は随時更新が必要です。

リストには施設名、住所、連絡先を書きましょう。

連携施設への連絡は全施設にする必要はありません。

市役所とか地域包括センターに事前にリスト作成で連絡する必要はないです。

ただ急な受診勧奨をする予定があるなら近くの診療所には一度あいさつはしておいた方がいいです。

薬剤師の資質確保

薬剤師の資質に関する項目は2点。

・薬局で薬剤師として5年以上の実務経験がある。
・定められた研修を修了している。

 

研修は
・技能習得型研修(計8時間)
・知識習得型研修(計32時間)

勤務先薬局所在地の都道府県薬剤師会の研修会を受講する必要があります。

2021年はコロナの影響で開催している都道府県がすくないです。

リンク先で確認の上、地域薬剤師会へ問い合わせして下さい。

日本薬剤師会・日本薬剤師研修センターが行う「健康サポート薬局研修」について

~研修受講から修了までの流れ~

https://www.nichiyaku.or.jp/activities/support/kensyu.html

薬局の設備

必要な設備は「パーテーションで区切られ、プライバシーを守れる相談窓口を設置する」こと。

患者さんが落ち着いて相談できる環境が設備されていればOKです。

健康サポート薬局の表示

健康サポート薬局の表示で必要なのは2

・健康サポートの具体的な内容
・健康サポート薬局である旨の表示(薬局の外に掲示)

健康サポートの具体的な内容というのは「医薬品や健康食品に関するアドバイス」や「健康相談の案内」などです。

どういった内容にするかは細かくは決まっていません。

要指導医薬品等や衛生材料、介護用品などの取り扱い

・要指導医薬品(医療用医薬品から一般用医薬品に移行してすぐのもの)

・衛生材料(ガーゼ、マスク、包帯、不織布、脱脂綿、ディスポーザブルなど)

・介護用品(大人用オムツ、ポータブルトイレ、歩行補助器など)

全てを揃える必要はありませんが、広くまんべんなく品目を充実させる必要があります。

開局時間

開局時間については厚生労働省の通知には「一定時間開店していること」とされてます。

具体的には下記の通り。

 

平日については、午前8時から午後7時までの時間帯に「8時間以上」「連続」して開局
土日はいずれかの曜日に「4時間以上」開局

 

この時間、開局している必要があります。

土日に営業していない場合は開業時間を変えて届け出を出してください。

健康相談・健康サポートの取り組み

健康教室や健康に関するチラシ配布等を店舗で実施する。

熱中症教室や栄養相談などの事例があります。

健康サポート薬局取組事例

https://www.pref.tochigi.lg.jp/e08/welfare/kusuri/kusuri/kennkousapo-to/documents/jirei.pdf

 

健康サポート薬局になるメリット。

結論をはじめに言ってしまうと、収益としてのメリットはありません。

健康サポート薬局になることで算定できる加算は今の所ありません。(2021.4 時点)

でも地域に機能を知ってもらう要素としては非常に大きなメリットがあります。

 

地域によっては健康サポート薬局になると薬剤師会や市役所のホームページのリストに載ります。

在宅の依頼や病薬連携をする際に事業者は薬剤師会や市役所のホームページから対応できそうな薬局を探します。

即効性のメリットはありませんが、今後の薬局の活動のきっかけになります。

-これからの健康サポート薬局

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