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ジェネリック医薬品へは薬剤師の判断で変えられます→全部じゃないですよ

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ジェネリック医薬品へは薬剤師の判断で変えられます→全部じゃないですよ

【ジェネリック変更のことで悩む薬剤師】ジェネリック医薬品への変更って薬剤師の判断で自由にしていいの?処方箋がどういうパターンの時にジェネリックに変えられるんだろう。ジェネリックに変える時に注意したほうがいいことってなんだろう。

 

そんな悩みに答えます。

 

【この記事でわかること】

ジェネリック医薬品へは薬剤師の判断で変えられます全部じゃないですよ

・ジェネリック医薬品を変更できる処方箋のパターン解説します

・ジェネリック医薬品への変更で注意すべきこと

 

 

この記事を書いているボクは、調剤薬局で9年勤めてる薬剤師。

管理薬剤師歴は4年ほど。

薬局長や薬剤師会の理事なんかもしています。

 

若手薬剤師の「いまさら聞いていいの?」って疑問を解決するためのブログを執筆。

毎年新人教育をしている知識をもとに解説していきます。

 

ジェネリック医薬品へは薬剤師の判断で変えられます全部じゃないですよ

結論からいいますが、ジェネリック医薬品への変更は薬剤師の判断でできます

 

先発品ジェネリック医薬品

ジェネリック医薬品他のメーカーのジェネリック医薬品

一般名処方ジェネリック医薬品

 

この変更ができます。

変えられないパターンはありますが、ほとんどの場合で変えられます。

 

勝手に変えられないパターンがあります。

この記事では変更できるパターンと注意点を解説していきます。

ざっくりでも把握して自信を持って説明できるようにしましょう。

 

ジェネリックに変えるメリットってなんだろう。

ジェネリック医薬品を使ってもらうには患者さんへの説明が不可欠です。

説明するにも労力がいるのでメリットは知っておきたいですよね。

 

【メリット】
・患者さん医療費を安くできる。
・薬局後発医薬品調剤体制加算が狙える。

 

ジェネリック医薬品は単価が安いので薬代だけでは儲かりにくいです。

でも後発医薬品調剤体制加算の基準を達成すると、大きな利益になります

 

メリットとして大きいのは、処方箋受付ごとに加算が算定可能。

目標達成すれば負担少なめで利益を出せます。

知っておくべき知識なので、変更できるパターンはおさえていきましょう。

 

ジェネリック医薬品を変更できる処方箋のパターン解説します

処方箋を見て、ジェネリック医薬品で出せるってどう見たらいいの?

判断して変えるとなると失敗の不安が出てきますよね。

 

まずは、後発品変更不可のチェックがないか見てみましょう。

医師からの後発品変更不可の指示があると勝手に変更できません。

どうしても指定の薬が手に入らない場合、疑義照会が必要です。

 

あと大前提ですが、患者さんが希望しないときは変えられません。

先発品で処方が出ていた場合、患者さんに変更していいかはきちんと確認しましょう。

(これでトラブルになったらその説明のほうがしんどいです)

 

これで自由に薬剤師が変更してOK

・医師の変更不可がない

・患者さんがジェネリックを希望してる

この2つがOKでも変えられないパターンがいくつかあります。

保険請求できなかったりするので、注意が必要です。

 

注意すべきなのは、

・先発品とジェネリックで適応が違う(変更すると適応外)

・剤形や規格変更で金額が上がる

・ジェネリック先発品はNG

 

「知ってるよ」って人はこの先は読まなくて大丈夫です。

自信がない人はチェックしてください。

 

ジェネリック医薬品への変更で注意すべきこと

変えられるパターンはなんとなくわかったけど、他に注意点ってないの?

間違えると保険請求が通らなかったり、トラブルの原因に。

失敗は怖いので、注意点は事前に知りたいですよね。

 

次は、ジェネリックを変えるときに注意すべきことです。

 

ストップ!適応は一度確認しましょう!

適応が同じでない場合は変えられないことがあります。

保険請求が通らない可能性があるので注意が必要です。

 

なんでそんなことが起きるの?

薬の発売後に新しい適応症が承認された場合、新しい適応症への使用の特許期間が長くなります。

ジェネリック医薬品でも適応症が違うから使えない。

そんなことがあります。

 

イマチニブの添付文書の例です。

 

 

FIP1L1-PDGFRα陽性の好酸球増多症候群又は慢性好酸球性白血病の患者さんだった場合はジェネリックへ変更できません。

診断名が特殊なので患者さんに聞くとわかる場合が多いです。

 

 

トラブルにならないために、変更するときは添付文書を見比べましょう

先発品の適応とジェネリックの適応が同じでない場合、患者さんに適応の確認をしてください。

 

剤形や規格を変えて出すとき、金額が上がるとNGなパターンあり

ジェネリック医薬品で出す場合、剤形や規格を変えられることがあります。

 

・錠剤をOD錠にする(散剤にする時は疑義照会)

5mg 1錠の処方を0.25mg 2錠にする

 

こんな変更が可能です。

ただ金額が上がるときは患者さんの同意が必要なので注意してください。

先発品から後発品に変更する場合、薬価が上がると変えられないので要注意です!

 

ジェネリック先発品はNG

処方箋がジェネリック医薬品で書いてある場合、先発品へ変更はできません

 

例えば、

アムロジピン錠5mg「トーワ」アムロジン錠5mgへ変更

 

薬がどうやっても手に入らない状態でも、勝手には変えられません

疑義照会で変更がOKか確認が必要です。

 

ジェネリックへの変更ルールは医療費削減が目的です。

先発品に勝手に変えられたら薬価が高い薬ばかり使う薬局がでてくるかもしれません。

そうならないためのルールです。

 

間違えて患者さんに渡したことに気づいて後から確認し、医師も絶対変えるなってことになると大変です。

ご注意を。

 

まとめて把握できる表が欲しいって人はこちらの資料が便利です。

印刷して店舗に置いておくのもいいかもです。

参考リンク:沢井医薬品 この薬剤は変更できるの?

 

まとめ

「薬をジェネリックへ変えられるのか」の解説をまとめると、

ほとんどの場合は薬剤師判断で変えられるけど、一部変えられないパターンありです。

 

変更できないパターンは、

・処方箋に医師の「変更不可」チェックがある

・患者さんが変更を希望しない

・ジェネリックの方に適応がない

・ジェネリック先発品への変更

・先発品→ジェネリックへの変更で薬価が上がる

・一般名処方剤形や規格を変更して先発品へ変更

できないパターンなので注意しましょう。

 

シチュエーションによってはわかりにくいこともありますが、慌てず自信をもって対応できるようにしましょう。

 

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